2015/12/29 (Tue) 間違い電話 Category 未選択

今まで私の家には間違い電話はほとんどかかってこなかった。都内に住むんでいるときには悩まされたけれど、都下に引っ越してから八年、そういう電話は、一年に二、三本あるかないかという程度だった。ところが最近になって、急に間違い電話がふえてきたのだ。

間違い電話をかけてきた人に、「何番におかけですか」と聞くと、かつては明らかにダイヤルの穴に指を突っ込むときに、ひとつ入れ間違いたと思われるものばかりだった。
中絶薬
ところがここのところかかってくる間違い電話の主に聞くと、うちの電話番号と似ても似つかない番号をいう。

「どうして間違えるのだろう」と不思議でならなかったが、ダイヤル式の場合は離れた位置にある数字を間違える

ことはまずない。

しかし縦横にボタンが並んでいるプッシュホンの場合はそれが十分ありうるわけだ。

うちの場合は、いつも間違い電話をかけてくる人がふたりいる。両方とも若い女の子である。
紅蜘蛛
友だちと深夜の長電話をするのだろうか、真夜中にかかってくるのが困る。一度ならともかく、何度も間違えるなんてよほど

「確認」ということばを知らない人たちなのだろう。

なかには子供に電話をかけさせて、間違えても知らんぶりの大人がいる。

電話にでると、「おばあちゃん？」というかわいい声がする。

「何番におかけですか？」といって耳をすませても、子供の鼻息しか聞こえない。そしてしばらくすると、「何やってるの。間違いたのだったらさっさと切っちゃいなさい」という母親らしい人の声が聞こえ、ものすごい音をたてて電話が切れるのだ。

「すみません」のひとこともない。

姿が見えないから平気なのだろうか。

間違われた相手がどういう気分になるかわからないんだろうか。

電話線をたぐっていって、嫌味のひとつもいいたくなる。

心の貧しい人なんだろうなあと哀れんでやろうと思うのだが、やっぱり腹の虫は治まることはない。

2015/11/30 (Mon) 桜井日奈子さん表紙「カワレル」 岡山、倉敷の新女性ペーパー創刊 Category 未選択

「きれいになりたい」「おしゃれがしたい」―。そんな女性たちを応援するフリーペーパーが30日、創刊した。タイトルは「KAWAREL（カワレル）」。美容、ファッション、グルメなど、女性の気になる情報をぎゅっと詰め込み岡山、倉敷市を中心に配布する。創刊号の表紙は、岡山市在住の高校生タレント桜井日奈子さんが飾っている。
三便宝
　昨年12月までフリーマガジン「岡山美少女図鑑」を発行していた出版などを手掛けるクロコム（岡山市北区神田町）が制作。タイトルの「KAWAREL」には、冊子をきっかけに「変われる」という意味が込められており、「かわいい」と「リアル」を組み合わせた造語にもなっている。
曲美
　創刊号では、ファッション誌「VERY」の読者モデルで岡山県内在住の斎藤寛子さんが提案する、イオンモール岡山（同下石井）内のショップの商品を組み合わせた着回しコーディネートを掲載。美少女図鑑に登場していたモデルらは、美容に欠かせない愛用品を紹介している。

　スマートフォンの写真共有アプリ「インスタグラム」で手作り料理を投稿し、フォロワーが6万人を超えるほど人気のハンドルネーム・かおしさん＝県内在住＝も登場。気になる県内の飲食店を訪れ、写真とともに、手書きのかわいらしい文字で解説している。今後の夢などについて話した桜井さんのインタビュー記事もある。

2015/11/23 (Mon) ６月解禁決定 面接前倒し、大学受け入れ Category 未選択

経団連は２０日、２０１７年春入社の大学生らを対象とした採用について、面接など選考活動の解禁を、現行の８月１日から６月１日に前倒しすることを正式に決めた。大学などでつくる「就職問題懇談会」（就問懇）が２０日、「最終的に決定するのは企業側」として事実上受け入れる考えを表明したため。記者会見した経団連の榊原定征会長は「就職活動の長期化による悪影響は明らか」と変更理由を説明した。
三便宝
　会社説明会などの広報活動は、現行通り３月に解禁する。１２月７日の正副会長会議で、これらの解禁時期を盛り込んだ採用指針を変更する。選考時期の変更は２年連続。１８年春入社以降の採用については今後検討する。

　経団連は１１月９日に「２カ月前倒し」方針を発表していた。しかし、就問懇が「２年連続の変更は混乱を招く」として、現状維持を経団連に求めていた。このため経団連は文部科学省や大学の理解を得るため調整を続けていた。

　就問懇が指針への対応を協議するために２０日に開いた会議では、内閣府が大学生らに実施した調査で「繰り下げは就職活動の長期化を招いた」との意見が多数を占めたことが報告された。これらを踏まえ、会議でまとめた文書では、最終決定権は「企業側にある」と明記。その上で、６月に繰り上げた場合、４年生の前期の授業や試験、教育実習と、選考活動の時期が重複するため、土日や平日の夕方の活用など学習時間に影響しないよう配慮を求めたほか、経団連の加盟企業だけではなく全企業に開始時期の順守の徹底を要望した。経団連はこれらの意見に配慮した条項を指針に盛り込む方針だ。
妖姫
　２０日午前に記者会見した就問懇の吉岡知哉座長（立教大総長）は「政府も尽力してほしい」と訴えた。

　榊原会長は馳浩文科相とも面会して、前倒しへの理解を得た。馳文科相は２０日の閣議後の会見で、「合意点を見いだし、速やかに方向性を示した方がいい」と述べた。

　採用時期は、１６年春入社の大学生から会社説明会などの広報活動の解禁が、従来の前年１２月から３月に、面接など選考活動が４月から８月へそれぞれ繰り下げられた。しかし、一部の企業が８月より前から面接するなど「抜け駆け」がみられたうえ、就活の長期化などが課題に挙がっていた。

2015/11/18 (Wed) ＜中年男性＞低所得者ほど通院控え入院増 千葉大調査 Category 未選択

働き盛りの中年男性は、低所得者ほど医療機関に入院する割合が高くなるとの研究結果を、千葉大の研究チームが日本公衆衛生学会で発表した。治療費の節約で日ごろの通院を控えた結果、逆に健康を悪化させているとみられ、所得による「健康格差」の一端が浮かび上がった。
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　藤田美鈴・千葉大助教（疫学）は「自分の健康状態を顧みず、仕事を頑張りすぎている恐れがある。重症化すれば医療費の負担も大きくなるため、早めの受診を促す必要がある」と指摘する。

　チームは、関東地方のある自治体が管理する２０１２年４月から１年間の所得と診療報酬明細書（レセプト）のデータ２２万８０４１人分を使用。男女別に年齢を０～１５歳▽１６～３９歳▽４０～５９歳▽６０～７４歳－－の四つに分け、医療機関での外来、入院割合と所得との関係を分析した。
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　その結果、性別に関係なく、全ての年齢層で所得が低くなると外来での受診割合が低下した。一方、４０～５９歳の中年男性は、低所得ほど入院する割合が上昇。４０１万円以上の所得があると３．９％だった入院割合が、無所得だと５．６％にまで増えた。

　性別の比較では、男性は外来での受診割合が女性に比べて軒並み低くなる一方で、６０～７４歳の高齢者になると入院割合が所得に応じて２．７～５．２％も女性より高かった。健康に関心が低い人は、高齢になって病気で入院する可能性が高くなるとみられ、藤田助教は「男性の方が女性より健康への関心が低いことの表れではないか」と話す。

2015/11/10 (Tue) 公共施設を「アート」に ダム、下水処理場…、写真で造形美発信 西宮市 Category 未選択

ダムの内部や下水処理場など、一般に公開されていない公共施設を“芸術的”な写真で紹介する試みに、兵庫県西宮市が本年度から取り組んでいる。フェイスブックで順次公開し、時代とともに歩んできた建築物の新たな魅力を発信。普段見慣れない無機質な造形美は、複雑な構造を愛（め）でる写真愛好家らを中心に人気を集めている。
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　同市は６月から、ごみ焼却施設や市役所の電気機械室などで撮影を開始。「縁の下で生活を支える公共施設を知ってほしい」と、フェイスブックのアカウント名は「無名の彫刻」とした。

　写真の撮影などは、関西の建築士や京都造形芸術大（京都市）の学生らと協力。陰影を生かした芸術的な写真に仕上げて公開し、これまでに３００件近い「いいね！」を集めている。

　先月２０日には、学生ら１３人が普段は入れない丸山ダム（西宮市山口町下山口）の内部や、現在は稼働していない浄水施設「鯨池浄水場」（同市上大市５）など３施設で特別に撮影。教会のような荘厳な雰囲気を残す地下通路や、イタリアの「青の洞窟」を思わせる配水池、地中から無数に延びる配水管などを思い思いに切り取った。
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　参加した同大４年の男子学生（２２）は「どれも年代を感じさせるものばかりでワクワクする。僕らの日常がこんなアートに満ちた施設で満たされていると思うと楽しくなる」とカメラを手に興奮気味だった。

　現代美術家の椿昇・同大教授（６２）＝同市在住＝は「ドイツやイギリスなど海外では、使われなくなった公共施設にアートで付加価値を付けて観光施設化している」と指摘。その上で「人口減少社会を迎える中、大型の公共施設はもはや近代産業遺産。日本でももっとアートを活用していくきっかけになれば」と話している。