2016/01/21 (Thu) 「バラマキ」批判も首相ペース崩せず…野党不発 Category ニュース

序盤の国会論戦で、野党側が政府への攻撃対象として照準を合わせたのは、補正予算に盛り込まれた低所得年金受給者に対する３万円の臨時給付金だ。
曲美
　政府側が参院選直前の６月末までに配り終える方針を表明すると、「究極の選挙対策」「バラマキ」などと批判を強めたが、首相から「給付金を消費に回す傾向が強い高齢者に配ることで景気を下支えする」と反論されるなど、最後まで首相ペースを崩せなかった。
媚薬
　年明けからの大幅な株価下落にも焦点を当てた。

　２０日の参院本会議では、民主党の難波奨二氏が「株価の下落基調は止まらない。株式市場でアベノミクス相場の終焉が近づいてきた」と迫った。これに対し、首相は「日本経済のファンダメンタルズ（基礎的条件）は確かなものだ」と一蹴した。