2015/07/14 (Tue) 司馬さんしのび歴史談議 幕末テーマ、記念講演会 Category ニュース

司馬遼太郎さんの業績をしのび、日本人と日本の文化について考える「司馬遼太郎記念学術講演会」（大阪大学主催、産経新聞社共催）が１１日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、法政大学総長の田中優子氏と東京大学名誉教授でフジテレビ特任顧問の山内昌之氏が「幕末への道～世界史のうねりと日本の知性」をテーマに講演と対談を行った。
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両氏は幕末を題材にした司馬作品に言及し、田中氏は「江戸時代はインドなどから伝来した技術をもとに日本独自の産業を発展させた」などと述べて、江戸時代をグローバリゼーションの時代と位置づけた。

山内氏は「幕末は迫り来る欧米やロシアからいかに国を守り、近代化や産業化を図っていくかが課題だった」と指摘。対談では、秋田蘭画や浮世絵の話などで盛り上がった。
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また大阪大学招へい教授で長崎大学教授のハルメン?ボイケルス氏が特別スピーチを行い、蘭学の歴史と適塾について語った。